足が届かない人の為のノーマライゼーション作戦

しろたん来ました

2005年07月04日 00:22

今日は久しぶりに伊計島で走ってきたんだけど、アップするのを忘れていたレポートがあったので今アップする。
ので、話が前後してしまっているのをご了承下さい。
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つい最近まで梅雨で崖が崩れるくらい大雨だった。
なので、この間おっちゃんにあちこち直してもらってから実はまだ走ったことがない。
なので、暇つぶしにペダルのことでも書いてみる。
ボクがカートをドライブする上で欠かせない話題だからだ。

カートは老若男女問わず楽しめるんだけど、そうは言っても大抵のフレームは成人男性が乗るのを想定して作られていて、そうではないボクにはポジションがツライのだ。
ぶっちゃけた話、身長148センチしかないのだ、ボクは。
ジュニアカートの方がジャストサイズなのだ、ホントは。
でもHERONを勧められたし、大人なのでジュニア用には乗らないもんね!
で、そうなるとハンドルとかペダルとかを手前に持ってくる必要があるのだ。
ハンドルは市販のスペーサーでどうにかしているんだけど、「足が届かない人用ペダルキット」はおっちゃんに作ってもらっている。

今度のリフレッシュ作戦でそのキットも新しく作ってもらった。台座に取り付けるボルトがガタが出やすくなっていたのでね。



実はこれは「バージョン4」。
他のはどんなだったかというと、その画像があったらよかったんだけどないので、ボクの長々とした説明文でご想像頂きたい。
バージョン1

アルミ板をフレームのステアリングシャフト取り付け部分に載せた状態で、その板の左右の端(板がフレームの上に乗っかっている分、フロアパネルから浮いた状態になっている)をステーでフロアパネルとつないで固定したもの。
その板の上でかかとが固定できるようにかかとストッパー(?)が付いている。ペダルはアルミ板からフロアパネルに垂直に下りているステーに取り付けられている。
最も近いのがこの「ジュニアペダルキット」というやつ。

バージョン2

一番説明しづらい。フロアパネルの上にかかとを乗せる箱型の台が固定されていてその上面に蝶番でアルミ板が取り付けられている(ボクの友人が「オルガンペダル」と呼んでいたので以下「オルガンペダル」とする)。ペダルの位置はもともとのままで、アイナットの輪っかにペダルを通して、
ボルトでオルガンペダルとつないだもの。(ややこしい上にボクのあいまいな記憶との相乗効果でますます分かりづらい。)
EK ジュニアペダルキット(EK ジュニアペダルキットの画像参照)をアレンジしたもの(?)。
市販のものだと踏み込むとペダルが上方向に上がってしまって踏み外してしまうので足で踏むところを棒ではなく板にしてみた、というものだったと思う。

バージョン3

フロアパネルの上にかかとを乗せる箱型の台が固定されているのはバージョン2と同じ。その箱の左右の側面にペダルを取り付けたもの。
市販品でもよく見る形。

バージョン4

バージョン3の改良版。ペダル取り付け穴がいっぱいに増えたのと、アクセルストッパーが付いたところ、ステンレスになってピカピカになったところが改良点。




この中で最も使いやすいのはやっぱりバージョン3の形かな。

バージョン1はフレームに載っている板が大きかったせいか、メンテナンスがしにくかった。ペダルの取り付け部分のガタが大きくなって締めなおそうとした時にちょっとやりにくいのだ。

バージョン2は耐久レースで他人のカートに乗るために作ってもらった。ペダルとボルトをつないでいるものが市販品のように筒状ではなくて輪っかで、しかもペダルとの間の隙間がちょっと大きかったせいか、オルガンペダルを踏んだ時に斜めに力が加わることがあった。
ということは垂直にペダルを押した時と斜めの時でアクセル開度が違うのだ。
あと、面を押すのがなんかやりづらかったハズ。「足の指の付け根のポイントで水平方向に押す」という動作が出来ないのが問題だったような・・・。よく覚えていないのだけど。

バージョン3の問題はアクセルストッパーが、うまく機能していなかったこと。ペダルの、取り付け部分に近いところにボルトが付いていて、足で踏むとそれがかかとを載せている台に当たることでストッパーとしていたのだけど、斜めに当たるのでキチンとストップしないのだ。そのポイントから更に踏み込むことが出来てしまう。
この間おっちゃんから指摘された「アクセル全開でキャブの全開を通り越している」の一因にもなっていた。
あと、フロアパネルに負担がかかっているのも気になっている。
「CRG系はフロアパネルがダメになりやすい」と言われていたけど、クラックが入りやすいのはペダルキットをフロアパネルだけで支えているせいもあると思う。
本当はフレームに取り付けるようになっているもの(バージョン1のようなもの)が良いと思うけど、今回はその点は変更なし。

というわけでバージョン4が楽しみ!

探してみたら、その他こんなものもあったので書いておく。
バージョン1に近いもの。(ペダル調整器具を参照。)
これもバージョン1に近い。(ジュニア用ペダルホルダー。)
微妙に足が届かない人用。(ペダル君。)

それにしてもいろいろあるもんだ。
ボクがカートに乗り始めた頃(2,3年前)は探してもこんなに見つけられなかったんだけど。
今度はどんなのを作ってもらおうかなぁ!


今日分かったこと
  • ちょっと見ない間に世の中にはどんどん良い商品が出てきている、ということ。


これからの課題
  • そこまでペダルのタッチにこだわるなら微妙なペダル操作を心がけてみる。(この間おっちゃんに言われた「じんわり踏む」を練習する。)

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追記:アクセルペダルストッパーは当初、ペダルに付いているボルト(これはこれでアクセルを戻したときに足がきつくならない様にするために、ペダルが後ろ方向に行き過ぎないようにするストッパーである。)をアクセルストッパー(全開通り越防止ストッパー)の面で受け止める形になっていた。けど、今日走って位置を調整していたら、結局ボルトの付いているでっぱりがアクセルストッパーに斜めに当たるようになってしまった。かっちりストップするからまぁ、いいや。
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